andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

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頼んでいた中敷きの箔押しが完成しました。
これですよ、これ。
オリジナルのロゴが入れば、俄然、気分も盛り上がります。 

革にandanteの文字があるだけ、と言えなくもないこいつですが、何度も見てしまいます。

ご協力いただいたKさんに心より感謝申し上げます。 
 
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IMG_1948このお客さんKさんは、私が独立する以前からオーダーいただいている方で、男性にはあまりみられない足のトラブルを抱えられています。
足の大きさも左右差があって、既製品の靴ではどうしても痛くなるという訳でオーダー靴という選択肢に至っておられます。

以前、作らせていただいた一足目を気に入っていただき、永久保存版の専用木型を作っての2足目になります。
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内側の前半分には革ではなく、クッション素材を使っています。これにより足当たりが随分やさしくなります。 

リピートオーダーには2パターンあって、一つは一時的な専用木型として、ロウで造形した木型を使って一定期間内にリピートオーダーしていただくパターン。もう一つは、このようにロウで造形したものをもとに、木で複製した永久専用木型を購入頂き、いつでもご自身の好きなタイミングでリピートオーダーしていただくパターンです。どちらが良いということはなく、お客さんのご都合に合わせて選んでいただくために2パターン用意しています。
 

こだわり満載の紳士靴が今日、無事に納品されました。

お客さんのFさんにも喜んでいただき、ホッとしました。
今回は、履き心地以上にデザインや雰囲気重視の注文だっただけに、そしてある程度おまかせ仕様だっただけに完成品を見て頂くまで安心できなかったですが、履き心地も含め、満足していただけたようです。
ああ、良かった良かった。と安堵に満たされて、納品の様子を写真に撮る事をすっかり忘れてしまってました。
事前に撮っていた写真をご覧下さい。
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昨日から引き続き、作業机です。

木はまっすぐに見えて、意外と曲がっていたりねじれていたりしますので、そのまま組んでいってもきれいに揃いません。曲がりやねじれを矯正しながら組み立てていくにはそれなりのコツが必要です。
しかし、そんなことよりも一番大変なのは、最後の仰向け状態からのひっくり返し作業です。
長さ2メートル10センチ、幅90センチのこいつはかなりの巨体です。相当な重量があります。
人手がある時はなんの問題もないこんなことですら、一人で作業していますと、いちいち目の前に立ちはだかってきます。

私は元来、文化系の人間であり、腕力とは縁遠い、芸術的なものを好む傾向の人間だと自負しており、さらに言わせてもらうと、最近のエコノミーライフにおいては、もはや1日3食の献立は完全に崩壊しており、およそベストコンディションとはほど遠い状態でのこの巨体との対峙はあまりに分が悪かった。

アリVS猪木の猪木ばりに寝そべったままのこいつを起こすことは決して容易ではなく、こいつの周囲をぐるぐる駆け回りあの手この手の激闘の末、起死回生の上手投げが炸裂し、もろ手をつかせることに成功した時には、すでに日は暮れており、同時に私の体力は底をついていた。

とりあえず、これで当面の使用には耐えられます。あとは、この上にこまごました道具を置いておくスペースを作りたいと思っています。
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借りているのは、3階建て鉄骨アパートの2、3階部分になります。2階の玄関が建物の前を横切る坂道の中腹に面しており、2階ではありますが、階段を5段程降りて中へ入ります。(写真右下が2階部分)
工房の機能は現段階では全て3階部分に集約させようと考えています。
アパートぽくない間取りと3階の角に配置された窓が特徴的なこの物件、随分探して見つけました。 
当初、横浜界隈で立ち上げようと計画していましたが、予算、部屋の広さ、交通の利便性、駅からの距離、街の雰囲気等々を念頭に置きながら探しはするものの、なかなかこれぞ、という物件が見つからず半ば途方にくれる中、何げなく降り立った駅が「自由が丘」でした。 

つづきは次回。

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