andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:靴修理

毎度おなじみ、靴修理&リメイクのコーナーです。

Fさん、当工房に通い始めて、ご自身の一足目の靴は未だ完成を見ないものの、旦那さまからの靴修理の依頼はすでに3足目になります。今回の修理は、少し大掛かりなものでした。
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元々、アッパーと一体成形で作られたラバーソール仕様でしたが、 踵の部分が剥がれてしまい、何度も靴修理店で再接着にて直してもらうも、またすぐに剥がれてしまうので、なんとかならんかね。ということでした。
こういう一体成形のソールは一度剥がれてしまうと、もう接着剤ではしっかりくっつかないものが多いです。とくに写真でみられるようなワッフル構造になっているものは、それだけ接着面積が少ないので尚更です。そこで、いっそのこと、元のラバーソールは諦めて、まったく違う仕様にしてしまおう。ということになりました。 



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一体成形のソールがアッパーにまくれ上がるように付いていたところは同じような雰囲気の革を巻き付けて、さもそんなデザインだったように見せかける作戦にしました。
あとはいつもの革底仕様です。
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旦那さま、大変お喜びだったそうで。Fさん、苦労してやった甲斐ありましたね。 

IMG_2326Kさんは千葉方面のかたなので、ここまでは少し距離があって2足目ということもあり、郵送にて納品する予定でしたが、今日はたまたまお仕事の関係で横浜まで来られたらしく、その足で自由が丘のこちらの工房へおいで下さいました。
今日、履いてこられた一足目のブラウンの靴がいい感じに味が出ていて、嬉しいかぎりです。 聞けば、お仕事でもかなりの距離を歩くということらしく、そのことが靴の状態から見てとれ、完全に足にも馴染んでいて、その活躍ぶりが伺えました。
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2足目のこの靴とでローテーションしていただければ、底の修理は必要ですが、これから末永く重宝していただけると思います。 

Kさん、今日はわざわざお越しいただきありがとうございました! 
 

IMG_1885以前、看板のベースをいただいて、そのベースがあまりに立派なので、看板の雰囲気も妥協したくないし、取り付ける場所も妥協したくないと思い続け、ああ、どうしよう、まあ、なんとでもなるけど、いまひとつこれだ!と思えるアイデアが思いつかない、ああ、くそ。と悩んでいましたが、ようやく方向性が見えてきました。
看板がせっかく銅板なので、裏から叩き出して図柄を立体的に見せる感じが当初のイメージでしたが、これは、壁面にべた付けする場合、つまり、裏から見ない前提のやり方なので、しぶしぶ却下。
図柄をくり抜きにしてやろうかとも思いましたが、これも文字が裏から見たとき逆さになって、ちょっとどうかと思われるので、表裏ともに塗料で塗ってやろうかな、なんて考えたりしていますが、くり抜きの方がライトアップした時なんかはカッコ良いだろうな、とかって思ったりもして、くり抜きVS塗装、両者一歩も引かず、今日も夜中になってしまった。 

図案は概ねこんな感じで検討中。
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特に細いヒールの場合、ヒールの先端についているゴムがすぐに擦り減って、中の金属がむき出しになってきます。こうなると歩きにくく大変危険です。
以外と知られていませんが、パーツを交換するだけで元の姿に復活します。まあ、この先端のゴムは消耗品だとお考え下さい。修理というより、メンテナンスといった方がいいのかも知れません。

アンダンテ靴工房では、こういった修理も随時受け付けていますので、お手元にございましたら、是非、持ち込んでみて下さい。

尚、教室では靴製作以外に、合間をみてこんな修理なんかもしたりします。
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いつもお世話になっている、恵比寿にあるフラメンコのお店「イベリア」です。
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ひっそりとしたビルの中にある店内に入ると、そこには別世界が広がっています。
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こんな機会でもないと、絶対に入ることはなかっただろうという空間です。うーん、すごい。
目に入る色数がすごい。
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靴もいろいろあります。グレードがあるようです。
 
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これからもどんどん修理させていただきます。

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