IMG_3689IMG_3690IMG_3691
足が細く、薄いため、今まで靴選びに満足したことがないとおっしゃる、お客さんのFさん。
普段はやむを得ずスニーカーを履いているそうですが、スニーカーも他の靴同様、足に合っていなければフィットするはずもなく、いつもブカブカの状態で履いているとのことです。
この日、履いて来られていたブーツもAワイズの細身なものでしたが、全くフィットしていませんでした。(日本人はEワイズが多いと言われています。真偽のほどは別として。)
Fさんの足、右足のアーチが落ちており、開張足と扁平足が併発し、外反母趾の傾向が見られました。
故に足幅は、見た目それほど細くは見えないように思いますが、厚みが非常に薄く、特に甲の低さが目立っていました。
IMG_3695IMG_3696
IMG_3697IMG_3699

IMG_3698IMG_3694
Fさん、パンプスを履いて、履き口に隙間がないのは今回が初めてだとおっしゃってました。
これからはちゃんと足に合った靴で、今まで出来なかったおしゃれを楽しんでいただきたいと思います。
IMG_3704IMG_3703


甲回りが薄く細い足は、標準的な靴を履いた時、スペースにゆとりがあり過ぎて、中足骨が広がっていきます。これにより開張足になり、さらに他の症状を併発するようになります。
中足骨のぐるりをしっかりホールドすることは靴選びで最も重要なポイントの一つです。
このポイントを満たさない靴選びを続けていると、足はどんどん悪循環に陥ってしまいます。

パンプスでは甲がない分、しっかり側面から中足骨を支えてあげることが必要です。
街中で女性の足下を見ると、履き口が隙間だらけのパンプスを履いていたりしますが、あれは良くありませんね。足の骨は変形し易く、状況に左右され易いものです。しっかりした認識をもって、長時間、悪条件下に足を置かない配慮が欲しいものです。 

ちなみに、この日、Fさんが履いてこられたAワイズのブーツも少し手を加えて調節し、甲回りでフィットするようにしました。「足が靴の中で動かない。楽。」と喜んで帰られました。
ブーツの一番効果的な調整方法も後々、紹介していきたいと思います。