タグ:緑が丘
紳士紐靴、納品。
工房見学

まだ立ち上げられたばかりで、これからどうなっていくのか非常に楽しみな工房です。
一日で完成させるone day courseなんかがあって、カフェのような明るい内装と相まって、とても気軽に楽しめる雰囲気です。
味のある革を極太の糸でガシガシ手縫いしていくスタイルはまさにハンドメイド。
そのうちベルトでも作りに行こうかな。
詳しくはwww.giroworks.comへどうぞ。
giroさんありがとうございました!


ある途中の3枚。
素晴らしきmade in germany。
以前、マシン紹介で登場したフォーチュナーの革漉き機。
その性能の程を少し紹介しようと思います。
手作り靴で主に使用するのはステアハイドという去勢されたオスの成牛の革です。クロムなめしされたステアハイドは、しっかりしたコシを保ちながらしなやかで、とても扱い易く、革漉き機にかけた時でも、ほぼ思い通りの加減で漉くことができます。ところが、豚革の厚みが充分にないものや、キメが荒いもの、羊革などの柔らか過ぎるものになると、なかなか思い通りの加減で漉くことができません。厚みがなかったり、柔らかすぎるものは漉き機の刃が食い込みにくいのです。逃げてしまうのです。
刃を良く研いで臨んでも、やはり限界があります。とくに、リトライは至難です。つまり、一度漉いたものの厚みが気に入らず、あともう少しだけ薄くしたくてセッティングを変え、もう一度漉き機にかけても、その願いはかないません。そういうものだと諦めていました。この漉き機に、豚のワキの下を2度通すまでは。

漉けるってこんなにも気持ちがいいものなのかと感動すら覚えますよ。