andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:左右差

IMG_4188IMG_4189
IMG_4190IMG_4191
深いグリーンのスエードが、なんとなくノスタルジックな印象のプレーンパンプスです。
IMG_4184IMG_4185
IMG_4186IMG_4187
Iさんは左右の足長差が1、5センチあり、既製品のサイズ展開で言うと、3サイズの開きがあります。にもかかわらず、足囲、幅などは左右でほぼ同じなので、既成品での靴選びは困難を極めます。調整することを前提としたサイズ選びはもちろんのこと、その場合、デザインの拘束も受けることになります。おそらく、妥協のない満足な結果には辿り着けないでしょう。
そんなIさんにとって、ただでさえフィッティングの難しいプレーンパンプスを左右ともにピッタリ履くことは既成品ではあり得ないわけで、だからこそ、人一倍、木型から左右それぞれの足に合わせて一から作る価値を体感、実感できるのです。


 


IMG_2362
IMG_2363
IMG_2366

Iさんの足は左右でスリーサイズ、つまり1、5cm長さに差があります。しかし、幅は左右ともそれほど差はなく、よって、その左右差はサイズ違いを履くことで解消できるという問題ではないのです。
当然のことながら、普段から靴選びに非常に苦労しているということですが、結局は長い方のサイズで合わせて購入し、もう一方の前部分に詰め物をぎっしり詰め込んで合わせていたそうですが、足幅はほぼ同じなので、詰めれば詰めるほど、踵は付いてくるが、幅はキツくなるというジレンマを抱えていました。
IMG_2388IMG_2389

今回、木型のサイズはスリーサイズ違うものを左右で使い分け、一方の捨て寸(指先より前のスペース)をスリーサイズ分伸ばし、さらに履き口を深めにとって、左右差はありながらも、そうは見えないように工夫しました。あと、これだけサイズが変わると、同じ高さのヒールでも踵から親指の付け根までの角度は大きく変わってきますので、小さい方の靴底の前の部分を少しかさ上げして角度を是正し、左右で履き心地が変わるのを極力解消しました。

こうした配慮を盛り込んだ履き心地重視の作りではありますが、愛着がわくようにできるだけディテールにはこだわりました。
ヒールもお好みのフォルムに削られ、茶色に染められた革底と真っ赤な中敷きで自分だけのお気に入りの一足に仕上がったようです。
Iさん、お疲れさまでした!次はベビーシューズ第2弾をつくる予定。頑張りましょう!
IMG_2355IMG_2356IMG_2357



IMG_2361

 

IMG_1948このお客さんKさんは、私が独立する以前からオーダーいただいている方で、男性にはあまりみられない足のトラブルを抱えられています。
足の大きさも左右差があって、既製品の靴ではどうしても痛くなるという訳でオーダー靴という選択肢に至っておられます。

以前、作らせていただいた一足目を気に入っていただき、永久保存版の専用木型を作っての2足目になります。
20130630_211437

内側の前半分には革ではなく、クッション素材を使っています。これにより足当たりが随分やさしくなります。 

リピートオーダーには2パターンあって、一つは一時的な専用木型として、ロウで造形した木型を使って一定期間内にリピートオーダーしていただくパターン。もう一つは、このようにロウで造形したものをもとに、木で複製した永久専用木型を購入頂き、いつでもご自身の好きなタイミングでリピートオーダーしていただくパターンです。どちらが良いということはなく、お客さんのご都合に合わせて選んでいただくために2パターン用意しています。
 

↑このページのトップヘ