andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:ロングブーツ

 
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Mさんの新作、分厚いオイルレザーで作った、ウエスタンブーツ の完成です。
この作品、作り始めたのはおよそ3年前…。途中でベビーシューズを何足か作ったり、靴の修理をしたり、数ヶ月お休みしたりと、なかなか製作が進まず、長い間、棚に鎮座する作りかけのこのブーツが、工房のインテリアになりかけていたのをご記憶の生徒さんも多いのではないでしょうか。
しかし、Mさん、去年末あたりから意を決したかのように怒涛の底付け作業をこなし、あれよあれよと言う間に完成を迎えました。
ジーンズなどをブーツイン出来るように、と筒は太め。
銀ペンで描けないくらいにオイルが含まれた味のある革はホーウィン社のもの。筒のステッチは銀ペンの筆圧で付けた跡を追ってミシンをかけました。
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Nさんの新作、ジップアップタイプのロングブーツの完成です。
採寸して作っているので、当たり前と言えば当たり前ですが、ものすごいピッタリです。
クリッピング、ノルベジェーゼ製法など、手間暇も凄い。

 

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Mさんの新作は編み上げブーツです。内側にジッパーを付けていますので、容易に脱ぎ履き出来ます。
今回使用したこの革、オイルがたっぷり染み込んでいて、雰囲気はいいんですが、ボンドがくっつかなくて苦労しました。でも、雰囲気はいいんです。 

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Kさんの新作、ロングブーツの完成です。
ロングブーツももちろんフィット感にこだわって、筒の部分も足首から膝下まで5センチきざみで採寸して ぴったりに作っています。
今回のような、紐やジッパーなどで開閉が出来ないデザインの場合、足入れを考えて足首辺りは少しゆとりをもたせておかないと、履くことが出来ません。かといって、ゆとりをもたせすぎると、フィットしません。
つまり、足がズボッと入って、入ってからは脱げない。でも脱ごうとした時はちゃんと脱げるような 絶妙のゆとりがちょうど良いわけです。
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Kさん、その絶妙なフィット感も叶って、最後に持ち込みの飾り金具を取り付けて、満足の一足に仕上がったようです。

 

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Kさんの1足目、ボタンブーツの完成です。
ボタンブーツとは、1800年代から1930年代頃まで主流だった靴のデザインのひとつで、ブーツの甲から筒部分の開閉をボタンで行うという、今ではほとんど見られなくなったタイプの靴です。
レトロな雰囲気のボタンブーツですが、ネイビー×ホワイトのコンビカラーに球のようなボタンを付けることで、現代的な表情に仕上がっています。
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今回のブーツは筒の太さやシルエットなど、イメージ通りになるよう仮靴を作ってから本番に臨みました。
そして、かなりピッタリの寸法で作っているので、ボタンの留め外しが一層大変そうに見えますが・・・。まぁ、多少手間がかかるのも愛着が湧く要素になったりするもんです。

Kさん、このブーツが作りたくて入会したというだけあって、相当お気に入りの一足になったもよう。そりゃそうか、こういう靴はまず売ってないからね。


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