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スタディーコースのSさん、作業にも慣れてきて、ペースもしだいに上がってきています。こうなれば、あとはどんどん作るのみ。今作は冬以外いつでも履けそうなブーツサンダルの完成です。
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この作品、踵が露出するデザインでありながら、踵ジッパーを開いて足入れするシステムを採用しております。これって、ありそうでなかなか無いデザイン。その理由を白状しますと、確かにこれだと、ジッパーを開いた時、踵が左右に完全に分離してしまい(写真下から2番目参照)、閉める時には必ず、両手を使って閉める動作が必要になり、場所が踵ということも手伝って、ジッパー式の靴ならではのスピード感に初動で水をさす形になってしまうからです。(ジッパー式の靴は最下部では左右繋がっており、ただ、スライダーを引っぱり上げるだけの構造がほとんど。)このことに気付いたのは作っている途中で、デザインの段階で気が付いていれば、このシステムは採用されなかったかも知れません。
しかし、出来上がってみると、なんでも慣れるもので、まあ、なせばなる。いやいや、これはこれで悪くない。ほう、これは充分にアリだね。いやあ、これやって良かった。まで昇格したかどうかは知りませんが、想定外のエピソードは愛着へと変わったのでしょうか。完成してから、どうもこればかり履いているようです。