andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:フルオーダー

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仮合わせから、随分と月日が経ちましたが、先日、無事納品に至りました。

ヌーディーカラーのエナメル、いいですね。
前回の仮合わせでの修正点は、ハンマートゥ対策と外くるぶしのアタリでした。
完成品を履いてみたところ、前回の問題点は全て解消され、しっかりフィットしていました。

世間にオーダー靴は数あれど、木型からその人の足に合わせて作るフルオーダーの靴というのは、かなり高価な世界の話になります。
アンダンテ靴工房では、基本形状の木型の表面にロウで形状修正を施すことで暫定的な専用木型とし、それを用いてその人の足にぴったりの靴を作る手法をとっています。納品が終われば、一定期間内のリピート注文がない限り、その木型は別の人のために、新たな形状修正が施されて、使用されます。
このような、繰り返し同じ木型を不特定多数の人に使用できる手法により、フルオーダーでも、パターンオーダー並みの価格設定で提供することが可能なのです。 

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オーダーの紳士紐靴が完成しました。ロウ修正木型でのリピートオーダーです。
仕上げをして、紐を通して、写真を数枚。日が沈んでからの撮影はブレやすいので、脇を締めて、息を止めて、全身硬直して撮ってますが…
ああ、三脚が欲しい。
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IMG_2257これで2足目になるお客さんのKさん、もう随分前に完成していた紐靴ですが、今日無事、お仕事の合間を見つけて受け取りに来ていただきました。
同じ木型の2足目です。ロウ修正した木型をすでに木で複製したMYLASTをお持ちなので、いつでもご自身の欲しいタイミングでご注文いただけます。
(ロウ修正した木型のままでもリピート注文していただくことはできますが、その場合は1ヶ月以内に注文確定していただくようにお願いしています。)

Kさん、ご自身のタイミングでご注文していただけるのですが、もう早速3足目のオーダーをいただきました。
今度はドライビングシューズです。
用途が絞られてますので、靴の素材を吟味してさらにリラックスできる履き心地を狙いたいと思います。 

Kさん、今日は忙しい中、ありがとうございました! 

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足を計測する方法の一つにフットプリントがあります。
アナログな作りですが、かなり重宝します。
足の輪郭を写しとる精度は少し改良の余地がありますが、土踏まずの有る無し、肉付きの感じ、足裏のタコやまめ、局部的な骨の当たりなど、その足の特徴が青いインクを介して声高らかに訴えかけてきます。

この情報は木型に反映されたり、靴の素材の選択に役立ったりします。そうして作られる靴の履き心地がどんなものなのか、それは体験者のみ知るところのものとなるのです。
身につけるものでここまで神経を使うものもそうはないと思いますし、また、フルオーダーメイドであることが、その意図を最大限有効にしているわけです。

まだまだ世間的にフルオーダー靴の認知度は低く、特に日本は靴後進国といわれています。
我々、知っている人間が伝えなければ、いつまでも浸透しません。常に発信し続け、理解を促し、少しずつでもこうした物選び、物作りの意識が拡がっていくことを願っています。

IMG_1885以前、看板のベースをいただいて、そのベースがあまりに立派なので、看板の雰囲気も妥協したくないし、取り付ける場所も妥協したくないと思い続け、ああ、どうしよう、まあ、なんとでもなるけど、いまひとつこれだ!と思えるアイデアが思いつかない、ああ、くそ。と悩んでいましたが、ようやく方向性が見えてきました。
看板がせっかく銅板なので、裏から叩き出して図柄を立体的に見せる感じが当初のイメージでしたが、これは、壁面にべた付けする場合、つまり、裏から見ない前提のやり方なので、しぶしぶ却下。
図柄をくり抜きにしてやろうかとも思いましたが、これも文字が裏から見たとき逆さになって、ちょっとどうかと思われるので、表裏ともに塗料で塗ってやろうかな、なんて考えたりしていますが、くり抜きの方がライトアップした時なんかはカッコ良いだろうな、とかって思ったりもして、くり抜きVS塗装、両者一歩も引かず、今日も夜中になってしまった。 

図案は概ねこんな感じで検討中。
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