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アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:フィッティング



IMG_2091仮縫い靴は主にフィッティングの確認を目的に作るものですので、革の品質、デザインのディテール、底材の仕様など、フィッティングを見る上での必要条件を満たしていれば、見た目のクオリティは念頭に置いていません。
ご注文されるお客さんの中には、初めてのオーダーで仮靴とのご対面を楽しみにして来られ、その仮靴を見て、「あれ?」という表情をされる方もおられます。わからないでもないですが、あくまでも足入れの感じをみるための計測具、ぴったりの靴を作るための判定材料を作っていると思っていただけると幸いです。
ただ、靴の大筋のデザインとフォルムはここで確認していただけます。爪先の形状や捨て寸(指先より前のスペース)などはこの時に可能な範囲であれば、修正して納得のいくフォルムに変更できますし、デザインの微調整やディテールの追加、省略などもこの段階で検討していただけます。 

IMG_1870現在、オーダー靴の注文において、フィッティングに関しては順を追って進めていけるのですが、まだデザインサンプルが用意できておらず、お客さんに大変ご不便をおかけしております。
希望のデザインを持ち込んでもらう場合は特に支障はないのですが、そうでない場合、参考資料などを見ながら木型に直接デザインを描き込んで進めていくようなやり方をしています。

革はこれでどうでしょう?ステッチはこんな感じのものがこことここに入ります。底はこういう感じのもので色はこれに近い感じで、こういうゴムを貼って、ここのステッチはここの色に合わせて、裏は…。

我々、作り手は出来上がりを違和感なく頭の中で描けますが、お客さんにとっては、もはや昔のあの、事件の迷宮入りに一役かったとしか思えないモンタージュ写真のような、そんな状態になっていないとも限らないので、少しずつ実物サンプルを用意して、できるだけ想像力に頼らない打ち合わせができるようにしていくつもりです。

明日はお客さんの仮縫い靴の試着です。
「仮縫い」とは、木型の形状がその人の足にぴったりと合っているかどうかを確認するための試作靴です。
注文を受ける際、お客さんの足を細かく採寸し、そのデータを元に木型を作ります。
木型とは、靴の形を決める元型で、これの形状が履く人の足に対して適切なものでなければいけません。
そのため、そうなるべく、細心の注意を払って、こと細かに足のデータをとるのです。
しかし、ただそのデータ通り作れば常にフィットするとは限らないところがフィッティングの怖さであり、また、最も面白いところであり、時に落ち込み嫌気がさすくらい夢中になるところなのです。

今回は紳士用の紐靴ですが、靴の種類によってその難易度は大きく変わってきます。
その辺りもこれから少しずつ書き込んでいきます。
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