andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:ハンドソーンウェルテッド

Mさんの新作は、ホールカットと呼ばれる、革の継ぎ目が踵に一箇所のみというミニマルな一足。

通常、靴のデザインを兼ねる革の継ぎ目のラインは、木型に沿わせやすくするためのものでもあるのですが、ホールカットの場合、踵を繋いだ後はつり込みで革を伸ばすことのみによって木型に沿わせないといけないので、つり込みの難易度は跳ね上がります。
もうかなりの足数をつり込んできたMさん、キッチリつり込んでいて、完全に木型のフォルムを再現しています。

アメリカバイソンというワイルドな革を使用し、ハンドソーンウェルテッド製法にて底付け。

11024339

11024343

11024344

11024337

IMG_7351IMG_7348
IMG_7349IMG_7350
IMG_7352IMG_7353
IMG_7354IMG_7355
IMG_7356
Mさんの新作、内羽根の完成です。
黒スエードに白い革帯紐を刺し子のように波縫いし、ブローグのような表情に仕上げています。
底付けはハンドソーンウェルテッド。
ハンドソーンウェルテッドは「掬い縫い」と「出し縫い」の2つの工程から成る複式縫いです。それぞれに難しさがありますが、どちらをより難しいと感じるかは人それぞれのようです。


IMG_6338
IMG_6337
IMG_6339IMG_6340
IMG_6341IMG_6342
IMG_6343IMG_6344
IMG_6345IMG_6346
IMG_6347
Hさんの3足目、自分用としては1足目の紐靴が完成しました。
フルブローグ、ハンドソーンウェルテッドの王道的作品。
時間はかかりますが、その分、達成感もすごい。一度はやってみる価値ありだと思います。



IMG_6260IMG_6261
IMG_6262IMG_6263
IMG_6264IMG_6265
IMG_6255IMG_6256
IMG_6257IMG_6258
IMG_6259
Sさんの新作はコインローファー。コインローファーの起源は諸説あり、アメリカの学生の間で、拾った1セントコインをローファーの甲の切れ込みに入れておくと幸運を招くというゲン担ぎが流行って、それがファッションとして定着したという説や、昔、2セントで電話がかけられた時代の緊急用の名残りという説など、どれも興味を引くもので、そうと知ると、そりゃやってみたくなるのも頷けます。
ハンドソーンウェルテッド製法。




IMG_5731IMG_5732
IMG_5734IMG_5735
IMG_5733IMG_5736
IMG_5737IMG_5738
IMG_5739IMG_5740
Fさんの新作、ハンドソーンで底付けされた外羽根の完成です。
オーソドックスな外羽根とは少し羽根の付き方が異なっていたり、つま先と踵に色違いのチップを配したりして、ヌメのヤギ革の色合いも手伝って、表情豊かな仕上がりになりましたね。
蝋でピカピカに磨かれた革底の存在感、いつ見てもいいもんです。 

↑このページのトップヘ