andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。

タグ:教室

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当工房のウェッジヒールはEVAという板状の素材を1センチずつ積み上げてから、木型の底面のカーブに合わせるべく、グラインダーで削り続けるという作業をしなければなりません。かなりの時間を要します。だから、あまり生徒さんにはオススメしておりません。しかし、中には、それでもウェッジがいいと言う生徒さんもおられます。IMG_2810

今回一足目でいきなりのウェッジを選んだKさん、途中で投げ出してしまわないか心配でしたが、なんとか完成に至りました。お疲れさまでした。
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しかしこの革、毎回つり込みで大汗かかされます。 

IMG_1961独立以前からのお客さん、Kさんの2足目が完成しました。
オーソドックスな外羽根です。
1足目は黒でしたが、茶色もあった方が良いということで、同じデザインで色違いのご注文でした。
 一足目と色以外でも、内装にクッション素材を使ったりと、少し変えております。
デザイン的にも、履き心地的にも、お客さんの一足目の反応を見て、ここを微妙に変えればさらに反応が良くなりそうだと感じたことは盛り込んでいっています。

オーダー靴は頼まれた内容以上に、作り手の工夫や配慮、思いが込められています。ずっと気に入って履いてもらえることを願いながら作っています。
それが履き手の方に伝われば、こんな嬉しいことはないです。
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20130615_18462720130615_184642無事、完成した型へ樹脂を流し込みます。

流し込んだら、樹脂が硬化するのを待つのみ。






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同じものが2つ。傷が付いても目立たないように黒い樹脂で成形しました。

今回は復元という目的で元のヒールを原形として使いましたが、原形はどんな素材でも成り得ます。
靴製作の範疇ではなく立体造形の技術ですね。昔とった杵柄ってやつです。
こうした手法を使えば、ヒールでかなり遊べます。強度の問題をクリアーできれば、形状は自由自在。
これから、実験的なヒールを少しずつアップしていきます。乞うご期待!

 

ナカゾコ、ホンゾコ、シヤンク、テープ、ヒール…。

ダイモ。
結構、打ち込むのにコツがいりますが、少したどたどしいくらいがちょうど良いのです。
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靴製作の行程の一つに「つり込み」という作業があります。
ミシンがけしたアッパーを木型に被せて、木型に密着させるべく行う作業ですが、両手はもちろんの事、両足、正確には両膝も使って作業しなければ、力が入らず思うように出来ないのです。
そうしようとした時、椅子の高さが重要になってきます。

膝が使える高さ30センチくらいがやり易いのですが、そんな低い椅子どこに行けば売っているのでしょう?
作った方が早いので、作業机を作った時の材料の余りで作りました。 

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