カテゴリ: 工房の紹介あれこれ
靴屋の必需品、と言われていますが…。
ミリ単位で作るオーダー靴でも、完成してから革を伸ばす微調整は、実はあまりやりたくはないけれど、やむを得ない時もあります。そんな時の強い味方がこいつ。
シューストレッチャー。その名の通り、靴を伸ばすことだけを考えて作られたイタリア生まれの怪力伊達男です。
紳士、婦人ローヒール、ハイヒール、子供靴となんでも来いの強気なセット内容を中古美品で購入。
万力の要領でグングン容赦なく革を伸ばしていきます。全身が金属でできていますので、どんな硬い革にも負けません。ほぼ不可能といわれている前後方向にも伸ばす気満々の構えをしていて、何事も力ずくでねじ伏せるタイプであることを鼻息荒く公言して憚らない真っ赤なボディのこいつですが、靴を伸ばす以外のことは何ひとつ出来ません。ぴったりフィットの靴の前にはただただ鉄の塊として身じろぎもせず、じっと沈黙するしかありません。こう書くと、ちょっとかわいそうな気もしますが、こいつの出番が来ないよう尽力することが私の仕事であり、できれば一度も使わないでいることが望ましいのです。
逆に迷う?!
図案、思案中。
以前、看板のベースをいただいて、そのベースがあまりに立派なので、看板の雰囲気も妥協したくないし、取り付ける場所も妥協したくないと思い続け、ああ、どうしよう、まあ、なんとでもなるけど、いまひとつこれだ!と思えるアイデアが思いつかない、ああ、くそ。と悩んでいましたが、ようやく方向性が見えてきました。
看板がせっかく銅板なので、裏から叩き出して図柄を立体的に見せる感じが当初のイメージでしたが、これは、壁面にべた付けする場合、つまり、裏から見ない前提のやり方なので、しぶしぶ却下。
図柄をくり抜きにしてやろうかとも思いましたが、これも文字が裏から見たとき逆さになって、ちょっとどうかと思われるので、表裏ともに塗料で塗ってやろうかな、なんて考えたりしていますが、くり抜きの方がライトアップした時なんかはカッコ良いだろうな、とかって思ったりもして、くり抜きVS塗装、両者一歩も引かず、今日も夜中になってしまった。
図案は概ねこんな感じで検討中。
看板がせっかく銅板なので、裏から叩き出して図柄を立体的に見せる感じが当初のイメージでしたが、これは、壁面にべた付けする場合、つまり、裏から見ない前提のやり方なので、しぶしぶ却下。
図柄をくり抜きにしてやろうかとも思いましたが、これも文字が裏から見たとき逆さになって、ちょっとどうかと思われるので、表裏ともに塗料で塗ってやろうかな、なんて考えたりしていますが、くり抜きの方がライトアップした時なんかはカッコ良いだろうな、とかって思ったりもして、くり抜きVS塗装、両者一歩も引かず、今日も夜中になってしまった。
図案は概ねこんな感じで検討中。