2025年03月18日 ホールカットシューズ、完成! Mさんの新作は、ホールカットと呼ばれる、革の継ぎ目が踵に一箇所のみというミニマルな一足。 通常、靴のデザインを兼ねる革の継ぎ目のラインは、木型に沿わせやすくするためのものでもあるのですが、ホールカットの場合、踵を繋いだ後はつり込みで革を伸ばすことのみによって木型に沿わせないといけないので、つり込みの難易度は跳ね上がります。 もうかなりの足数をつり込んできたMさん、キッチリつり込んでいて、完全に木型のフォルムを再現しています。 アメリカバイソンというワイルドな革を使用し、ハンドソーンウェルテッド製法にて底付け。 タグ :#生徒作品#ホールカット#ハンドソーンウェルテッド
2024年12月21日 8センチヒールのパンプス、完成! Tさんの1足目、8センチヒールのプレーンパンプスの完成です。1足目は基本的にフィッティングの確認が一番の目的で、あまり時間のかかるデザインや高級な材料は控えてサクッとシンプルに作ることをおすすめしています。Tさんの1足目のフィッティング、少しの微調整のみでピッタリきましたので、2足目はちょっと凝ったデザインに挑戦する予定です。 タグ :#8センチヒール#プレーンパンプス#生徒作品
2024年12月21日 スリッポン、完成! Uさんの1足目、ネイビーのスリッポンの完成です。Uさんの足は土踏まずのアーチが潰れた、いわゆる偏平足なのですが、これまでその自覚がなかったようです。土踏まずが潰れていると、足が疲れやすいだけでなく、靴の底面にべったり荷重がかかり履き口が開いてしまうなどなかなか靴が合いにくくなります。当工房では足のアーチの回復を助けることはできませんが、アーチが潰れていてもその状態にフィットする靴は作れます。今作のスリッポンもピッタリフィットしていて市販の靴とは別物だとのことでした。 タグ :#スリッポン#生徒作品
2024年12月15日 黒の内羽根、完成! Kさんの1足目、スタンダードな内羽根の完成です。Kさん、1足目ではありますが、靴作りはこれまで何足も作っている経験者で、製甲から底付けまで滞りなく進みました。まず一足目の木型ということで、フィッティング確認としてデザインや製法、仕上げはシンプルに。そして1足目のフィッティングはバッチリうまくいきましたので、次からはお好みの靴作りへ! タグ :#内羽根#生徒作品
2024年12月15日 ローファーパンプス、完成! Sさんの新作、6センチヒールのローファーパンプスの完成です。鈍く黒光りする独特の野性味をみせるこの革、前作のご主人のために作ったサンダルと同じ熊革で作られております。サンダルで熊革のワイルドさが良い具合に高級感に繋がったので、案外パンプスでもいけるのでは、という期待をもとに製作したところ、その読み通り、鈍い光沢と立体的なディテールの相性の良さも手伝って高級感のある仕上がりに。しかもこれからさらに艶が上がりそうな表情です。 タグ :#ローファーパンプス#パンプス#熊革#生徒作品