Mさんの新作、今回初挑戦のハンドソーン製法で作った外羽根が完成しました。

これまで相当数の靴を作っているMさんですが、全て底付けはセメンテッド製法でした。他の生徒さんがハンドソーンで苦労している姿を横目に見ながら、やってみたい気持ちはありながらも、あまりの大変さで敬遠する気持ちが勝り、今まで挑戦するに至らなかったのですが、今回、満を持してのハンドソーン体験でした。一度やってみて想定外の厳しさであれば、一度きりの挑戦になるかも的な覚悟のもとに。
ところが、やってみると掬い針、だし針ともに一本も折らず(普通は何本も折る。特にだし針。)、ヒドゥンチャネルという高難易度の技もミスったのは一箇所のみ。
次回作ももちろんハンドソーンで作ることは言うまでもありません。

アッパーの黒い革はボックスカーフという高級革で、製法だけでなく素材もランクアップです。
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