andante_jiyugaokaのblog

アンダンテ靴工房は東急東横線自由が丘駅から徒歩10分、東急大井町線緑ヶ丘駅から徒歩5分、東急目黒線奥沢駅から徒歩7分のところにあります。
靴作り教室とオーダー靴の工房です。


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例外を除けば、靴は完全な立体であり、かつ、有機的な形をしていますから、革やゴム板など、平板な材料をいかにして思い通りの立体へと変化させるかが、重要になってきます。
 最終的には、革やゴムの可塑性でもって立体、つまり木型形状へと変化させるわけですが、狙った形にするためには、 木型と材料との間を取り持つ型紙が鍵になります。
この型紙作業は靴の仕上がりを大きく左右するもので、いくら丁寧にしてもし過ぎることがなく、それが必ず完成した靴に表れてくる工程なのです。

写真はセンメンテッド製法(接着製法)の本底の型紙です。 

IMG_1684中古の本底圧着機です。
鉄の塊なのでかなりの重さがあります。
まだ定位置が決まっていませんので、あちらこちらへ動かすたびに床にこいつの足跡が残ります。

非常に主張のあるルックスをしており、あるだけでそこが靴工房だとわかるほど、靴製作ならではの機械だと思います。 

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靴製作の行程の一つに「つり込み」という作業があります。
ミシンがけしたアッパーを木型に被せて、木型に密着させるべく行う作業ですが、両手はもちろんの事、両足、正確には両膝も使って作業しなければ、力が入らず思うように出来ないのです。
そうしようとした時、椅子の高さが重要になってきます。

膝が使える高さ30センチくらいがやり易いのですが、そんな低い椅子どこに行けば売っているのでしょう?
作った方が早いので、作業机を作った時の材料の余りで作りました。 

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